ミニバンの車検見積を3社に頼んだら個性豊かだった

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2年に1回の面倒行事、車検の時期がやってきました。

今の中古セレナに乗り始めて3回目の車検です。今回は複数見積もりを取り、新たな発見もあったので、ここに記録しておきたいと思います。

できるだけ車検の費用を抑えたいと考えている方向けに、イチ素人がリアルに感じた体験談・教訓として、参考になれば嬉しいです。

今回の内容:
 ・車検見積の3社比較
 ・車検の値段を抑えるために自分でカンタンにできること
 ・車をキチンと整備して大事に乗るためにするべきこと

2019年車検時の記事もあります↓

目次

車検の合い見積もりを取ってみた

1社目:中古車販売ディーラー(指定工場)

1つ目に見積もりを取ったのは中古車販売ディーラーです。過去2回の車検はこちらでお願いしました。そもそも今の車を購入したのがココでした。

特徴としては、陸運局への車両の持ち込みが不要な指定工場であるということ。

中古車販売店なので、待っている間はフリードリンクのサービスがあったり、子供を遊ばせるフリースペースもありました。そのあたりにお金がかけられている印象です。

車を確認してもらったところ、エンジンオイル交換などの主要項目以外の整備項目としては、以下の通り。

  • オートマチックオイル交換
  • ミッションマウント交換
  • エンジンマウント交換

他の見積もりと整備項目を合わせる為、上記項目(写真の赤枠項目)を除いたエンジンオイル交換等のみの整備とすると、価格は121,704円でした。

過去2回に比べて料金が2~3万は高くなっている印象でした。値下げの余地があるだろうと思い、交渉材料にガソリンスタンドでも見積もりを取ることにしました。

2社目:ガソリンスタンド

自宅周辺で車検できるところを探すため、ネットで検索すると、楽天car車検を見つけました。

そこから近くのガソリンスタンドの車検見積を予約。

このガソリンスタンドの場合は、スタンドで整備を行った上で、検査は陸運局への持ち込んでの実施となります。

陸運局へ行く分、ガソリンの消費があるため、事前に了承のサインを求められました。
(実際にお願いした結果、2メモリほどの消費だったので、多めに10Lと考えてもプラス1,600円程度)

車を確認してもらった結果、先ほどのエンジンマウントなどの指摘は一切なく、エンジンオイル交換などの主要項目以外の整備項目は以下の通り。

  • デポジットクリーナー
  • LLC補充
  • バッテリー交換
  • タイヤ交換

デポジットクリーナーはエンジン燃焼室のクリーナーで、燃料タンクに入れるだけのもの。必要となればいつでもできるので、一旦はカット。

LLCはロング・ライフ・クーラントの略で、エンジンの冷却水です。蒸発などにより量が少なくなっているため補充が必要というもの。これも自分でカンタンに補充できるのでカット。

実はバッテリーの劣化は認識していて、車内灯のつけっぱなしで一度バッテリー上がりをしてから、頻繁にバッテリー上がりを繰り返していました。その都度、ポータブルのバッテリーでジャンピングをしてエンジンをかけてました。バッテリーの交換は、Amazonで値段が下がったころにバッテリーを購入してから自分でするつもりでした。Amazonで購入すれば1万円かかりません。

バッテリー交換は必須か確認してみたところ、「交換しないと車検を受けることはできない」という回答でした。もし陸運局への行き帰りでバッテリーが上がってしまった場合は、JAF等の費用が追加発生する、ということです。私が愛用しているポータブルバッテリーでジャンピングして対応できないか、とも聞いてみました。が、そもそも陸運局にもっていった際にバッテリーが上がるようなことは良くない。車検を受けている事業者としてそれはできない、とのこと。確かにその通りです。

実際には、車を走らせて車検場まで行ったタイミングでバッテリが上がることはないとは思います。が、もはやそういう問題でもないので、ここで車検をお願いする場合にはバッテリーの交換が必要ということです。ただ、費用を安く抑えるためには、自分でAmazonで買って交換しておきたいところです。

タイヤの方は一部にえぐれがあり、そこを指摘されました。えぐれ部分からバーストなどの危険もあるため交換が必要とのこと。ただ、このタイヤ自体、交換してまだ2年経っておらず、タイヤの溝も十分残っています。えぐれは心配ではありますが、もう少し使いたいところです。

ちなみに、見積もりに提示されたタイヤはBRIDGESTONEのもので、価格も良心的です。が、タイヤのFujiなどの専門店で注文・交換すれば、安いタイヤで交換工賃含め2万ちょいくらいでできます。なので、もし交換するならタイヤのFujiで注文・交換で進めたいところ。

バッテリーやタイヤ交換等(赤枠)の項目を除くとなんと、価格は85,250円。1店舗目より4万円近く安くなります。タイヤとバッテリーを別で交換した上で、お願いしようと思ったんですが、代車の空きがなかったため、急遽別のスタンドにも見積依頼することにしました。

ちなみに、この見積もり価格を1つ目の中古車販売店に伝えて値下げ交渉してみましたが、全く話になりませんでした。できて数千円程度の値引きが限界という回答でした。

値引きできない理由が「指定整備工場だから」と言うことでした。言いたいことは分からなくもないですが、エンジンオイル交換などの整備項目を合わせたところで値段に違いが出る理由としては、納得感がありません。エンジンオイル交換の技術に差がでるんでしょうか・・。

クーラントが「MIN」の位置まで減少してました。

3社目:ガソリンスタンド

同系列の別のスタンドで見積もりをお願いしました。

3社目と言うこともあり、前の2社と似たような見積もりが出るかと思っていたら、また独自の項目が提案されてビックリ。

エンジンオイル交換などの主要項目以外の整備項目は以下の通り。

  • クーラントの交換
  • ラジエーターキャップの交換
  • ブレーキパッド(リヤ)の交換

驚いたことにバッテリーとタイヤは指摘されませんでした。

3社目のこの見積もりを見て、車検は個性だな、とか思ってしまいました。おそらく、どこの会社も正しいことを言っていると思うのですが、考え方に違いがあり、提案項目が変わってくるのだと思います。例えば、「完璧にメンテナンスをしたいので、必要な整備項目全てを洗い出してくれ」と言えば、だいたい同じ項目が出てくるのかもしれません。

ちなみにクーラント(LLC)は2社目の見積もりでも指摘されましたが、そこでの指摘は「交換」ではなく「補充」でした。

ブレーキパッドについては、実は前回の車検で指摘されていた項目で、その当時は「今回は見送っても大丈夫ですが、次回車検時には交換になります」と言われていました。が、その「次回」にあたる今回は、同じ車検場で見積もりしてもスルーされていました。前回車検時でパッドの残量が4mmほど、今回の確認では残量3mmほどとのことで、話に整合性も取れているので、交換しておこうかなと思いました。安全に直結するブレーキの部分なので・・・

調べたところ車検項目としては、ブレーキが効くかどうかの検査のみで、ブレーキパッドの残量に関する車検項目はないようです。そのため、前2社では見積もりに含まれなかったのかもしれません。

クーラントとブレーキパッド(赤枠)を除いた価格は85,150円。2社目に見積もりしたスタンドとほぼ同価格でした。

このスタンドでは代車が空いていたので、ここでお願いすることにしました。タイヤをもう少し使えることと、バッテリー交換に猶予ができたこと、心配なブレーキパッドの交換ができることで、総合的に良さそうかなと。

クーラントは自分で補充だけすることにしました。

3社の見積もりでわかったこと

という感じで、3社3様、個性豊かな見積もりとなりました。

車検の必須項目は抑えながらも、各社の考え方で必要な項目を提案しているのだと思います。高すぎる価格にはならないように配慮しながら、今回で言えば10万~15万くらいでおさまるよう、メンテナンス項目をピックアップしていると想像してます。

なので、今回の見積もり結果が間違っているということではなく、どれも正しいのだと思います。キッチリ整備するためには全て実施するという選択肢もありますし、任意項目であれば、予算の範囲で時期を見て順番に対応していく、という選択肢もあります。

時間に余裕さえあれば、複数に見積もりを出すことでメンテナンス項目の洗い出しができ、かつ価格も比較できます。もちろん、キッチリと整備をしたいなら、まずは整備士さんにその旨をしっかり伝えることは大前提だとは思います。

今回改めて分かったのは、ガソリンスタンドでの車検を楽天車検から申し込むと、かなり安いということ。時間があるなら見積もりを複数出せば必ず安くなると思います。

値段を抑えるためにカンタンに自分でできること

1.複数見積もりを出して安いところを探す

これが大前提です。先ほどの通り、基本価格だけで3~4万の差があります!

町の整備工場、新車・中古車ディーラー、車検専門店、ガソリンスタンドなど時間の許す限りで見積もりを出してみましょう。

2.自分でできる整備・調達は自分で行う

今回はクーラント(LLC)の補充と発煙筒の交換を自分で行いました。クーラントの補充は5分、発煙筒の交換は3秒でできます。

エンジンオイルの交換となると、車の下に潜り込んでの作業になるので一気にハードルが上がるので難しいところがあります。ですが、クーラントの補充や発煙筒の交換のように、Amazonで購入してすぐに整備できるものもあります。(というか、この辺は車検ではなく日常整備の範囲ですが)

車種によって色が異なるようなので、そこだけ要確認。

クーラントはボンネットを開けて、タンクのフタを開けて液を注ぐだけです。

なんですが、入れすぎには注意!何も考えずに注いでMAXのラインを越えてしまったので、スポイトで地道に抜き取る作業が余計に発生しました…。

発煙筒はLED式がオススメ!普通の発煙筒には使用期限がありますが、LEDは壊れない限り使用可能!もちろん車検OKです。

通常の発煙筒と値段も変わらず700円ほどで買えるので、期限が切れたらAmazonで買うのがオススメです。

通常の発煙筒は子供のイタズラなどで、火事になった事例もあるようなので、なおさらLEDは安心。

マグネットも付いてます↓

さらに、タイヤの交換も「タイヤのFuji」で注文・交換するのが安くてオススメです。

自分で交換する必要はなく、注文して受け取り店舗を指定すれば、そこで交換までしてもらうことができます。自分での作業は不要で、かつ費用を抑えることができます。

3.整備項目を個別依頼する

先の例で言うと、1つ目の見積もり先でマウントの交換を指摘されました。費用を抑えるために別の車検場で車検をする場合で、この整備を行いたい場合、車検場にお願いすれば基本的には対応可能なはずです。または、車検実施後に1つ目の見積もり先に出向いて、その項目だけ依頼するという手段もあります。確認したところ個別対応もできるとのことでした。

今回の車検も同じところに依頼してカンタンに済ませようと思っていたんですが、複数見積もりを取ったりと、結構時間がかかってしまいました。

ですが最終的には安く済ませることは出来て、かついろいろ勉強になったので結果良かったかな~と思います。タイヤとバッテリーの交換はまだなので、どこかでやらないと…

最後までお読み頂きありがとうございました。
まんじゅう父さん

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