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3人の出産を経験して助産院をオススメしたい理由
実は先日、我が家に3人目が生まれました。
上の2人は弟の誕生を喜んで、毎日遊んでくれています。よっぽど可愛いらしく、かなり強めのスキンシップをしてくるので、ケガをさせないか心配しながら見守る日々です。
まんじゅうboy
ほとんど上2人のおもちゃになってます 笑
今回で3人目の出産を(妻が)経験したわけですが、出産場所が全て違う場所、違う病院形態?でした。
それぞれに長所・短所があったので、この機会に今までの出産を振り返って整理しておきたいと思います。出産場所に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
※専門的な解説ではなく、旦那の立場で検診や立ち合い出産を経験し、感じたことを書いていきます。
目次
産婦人科には様々な種類がある
出産をするためにお世話になるのが産婦人科(厳密には産科かな?)ですね。
ただ一口に「産婦人科」と言っても、様々な医療施設があるんです。
大きな病院もあれば小さめのクリニックもあります。意外に知られていない「助産所(院)」という形態もあります。それぞれに特徴があるので、せっかくのお産の機会、しっかりと吟味して選ぶことをオススメします。
ちなみにウチの場合、お産場所は三者三様、以下のような感じでした。
- 1人目:国立病院の産婦人科
- 2人目:助産院
- 3人目:クリニックの産婦人科
それぞれ、定期検診、出産の様子、産後入院あたり振り返っていきたいと思います。
国立病院の産婦人科(1人目)
最初の出産場所は規模の大きな国立病院の産婦人科でした。
ここを選んだ理由としては、ズバリ「安心安全」です。
この頃から助産院というものも気になっていて、見学に行ったりもしたんですが、初産ということもあり、設備が整った安心できる病院を選ぶことにしました。お産の直前直後などに容体が急変したとしても、すぐに対応できる環境が病院の良いところですね。
場所は家から車で30分程だったので、検診に通うのはやや大変でした。それでも今思えば、子どもがいなくて身軽だったので、そこまで苦労はなかったです。
その頃は、まだコロナ禍前で、お産には立ち会うことができました。
陣痛が始まってから分娩室に移動するまでは、待機室のようなところで付き添いができました。テニスボールを使ってグリグリするやつ(わかる人にはわかるはず…)を必死にやっていた記憶があります。
その後、分娩室に移ってから、妻の肩の側に寄り添う形でお産を見守ってました。赤ちゃんが出てくるところは見えませんでしたが、生まれた直後の顔を見ることができて、本当に思いで深いお産だった印象です。
すごく良いお産ではあったんですが、お産の流れやルールがきっちりと決まっていて、やや機械的なところもあった気がします。この後に別のお産も経験するとなおさら。逆に言えば、安全確保のための仕組みがキッチリと決まっているのだと思います。
個人の助産院(2人目)
2人目は前回から気になっていた助産院での出産を選びました。
いくつか見学に行き、説明を受けた中から雰囲気の良かったところを選びました。
ただ、立地が家から車で1時間弱のかなり遠いところで、かつ1人目がまだ2歳だったこともあり、通うのは結構大変でした。
ですが、結果を先に言ってしまうと、ここでのお産は最高でした。今回この記事を書いた目的は、助産院でのお産はイイものだ!ということをお伝えしたくて書いたようなところもあります。
その助産院は外観はごく普通の一軒家。基本的には助産師さんや看護師さんだけで運営されています。
助産院であっても、もちろん定期検診などシッカリやってくれます。そもそも普通の病院と何が違うかと言うと、以下のような違いがあるようです。
産婦人科は「医師が医療行為を行うことができる」
助産所は「助産師が正常な経過の分娩の介助ができる」
つまり、医療行為ができるかできないかに大きな違いがあるようです。正常なお産であれば助産院で介助してもらえる、逆に正常でない場合(帝王切開が必要など)は助産院で介助できず、医療行為の出来る産婦人科の医師の助けが必要になる、ということのようです。
助産院は、助産師さんだけで成り立つこともあって、小規模でアットホームな施設になっていることが多いかと思います。
実際、ウチで掛かった助産院もかなりアットホーム、というか、外も中もごく普通のおウチ、でした。毎回の検診も和やかな雰囲気で楽しく掛かることができます。先生とリラックスした雰囲気で会話しながら、2歳の娘と一緒にエコー検査の様子を見ていました。おもちゃや絵本なども置いてあって、それで遊ぶ娘を脇で見ながら、助産師さんの話を聞くような感じです。
まんじゅうboy
イメージ的には、知り合いの家に遊びに行って、そこでおしゃべりしながら検診を受けている、ような感じです。
2階建ての一軒家の1階部分がおしゃべりスペース、…ではなく「診療所」になっていました。そしていざ、お産になると、場所は2階に移ります。2階の畳の一室がいわゆる分娩室になります。
陣痛が来たときには私が不在だったため、妻と娘が先にタクシーで助産院に向かいました。
その後私が到着した時には、まだお産までは時間があり、妻は陣痛と闘いながら部屋の中を歩き回っていました。
丁度昼過ぎだったので、妻が陣痛と闘う同じ部屋で、途中のコンビニで買ったファミチキを畳に座って娘と一緒にムシャムシャ食べていました(食べながら応援していました)…たぶん病院だとできないことですね。
ちなみに私はスーツ姿だったので、その場(分娩部屋)で助産師さんがいないタイミングに、普段着の着替えを済ませました(こちらも助産院ならでは?)
そんな感じで、くつろぎながらお産に臨めるのが助産院の良いところだと思います。もっとも、妻の方はそんな余裕はなかったと思いますが…。
お産は、畳の上の布団の上で行います。お産中は邪魔にならなければ、父親・子供はどこにいても大丈夫でした(動き回ったりはしませんでしたが)病院のように付き添いの位置は特に決まっていません。
なので、赤ちゃんの産まれる一部始終、まさに髪の毛が見えてきて、頭が出てくるときの様子を全て見ることができました。顔を真っ赤にして必死に出てくる様子は今も鮮明に覚えています。泣き声も出さずに一生懸命出てこようとする様子はとても印象的でした。妻が頑張っている様子は1人目から見ていましたが、赤ちゃん自身も頑張って出てこようとしていることをその時感じました。
そんな印象深い立会ができて本当に良かったと思っています。2歳の娘は一緒にお母さんを応援し、産まれたての赤ちゃんを見て喜んでいました。これこそ、助産院ならではの「お産」なんだと思います。「立ち合い」ではなく、家族みんなでお産をするような感覚です。
出産を終えた後は、数日間の入院となりますが、その間もお産をした畳の部屋で面会することができます。娘や実家の両親と共に、遊びに行くような感覚で、のんびりくつろぎながら赤ちゃんの顔を見ていられるのは本当に良かったです。
入院中の食事は助産師の先生の手料理のようで、栄養バランスも考慮された美味しい料理だったみたいです。
助産院でのお産は本当にオススメです。ただし、お産前の検診で所定の基準をクリアしていないと、安全面を考慮して助産院から病院に移され、そちらでの出産となることもあるようです。逆に言えば、そのような管理もシッカリとしてくれるので、近くに良い助産院があるような場合は、そこでの出産を考えてみるのも良いかと思います。
産婦人科クリニック(3人目)
3番目は近くの産婦人科クリニックでの出産となりました。
2番目の感動的なお産の経験から、助産院での出産が良いなとは思ったんですが、片道1時間弱という距離と、いまや小学生と幼稚園の2人の子供がいる状況だったので、利便性を最重視して通いやすい近くのクリニックにしました。
小学校と幼稚園にも近く、送迎がてら通うこともでき、利便性としては文句なしでした。
ここのお産では丁度コロナ禍だったこともあり、立ち合いは夫のみで子供たちはNGでした。お産の流れは病院の時と似たような感じです。妻の肩付近に付き添ってお産を見守りました。分娩が始まるまで私は別室で待機させられたので、立ち合い自体は30分かからないくらいの時間でした。やはり、分娩台があって、計器類が周囲にたくさんあると、独特な緊張感があります。助産院にも計器類はもちろんありますが、畳の布団の上に座って見守るのとは、大きな違いがありました。
出産が無事終わり、数日間の入院となりますが、このクリニックの良かったところはその入院個室の設備の充実度合でした。
個室でシャワーが部屋に備え付けなので、好きな時に入れるのはかなり便利だったようです。産まれたての赤ちゃんは昼夜関係なく泣き叫ぶので、決まった時間に入るというのがそもそも難しいんですよね。
食事も美味しかったようで入院個室の環境は最高だったようです。実際、産婦人科を選ぶときに食事や設備を重視する方も多いかと思います。
出産場所を選ぶ際のポイント
3つの出産を経験して、どこも一長一短はありました。
お産は一生に数回しかない貴重な時間だと思います。その時間をどこで過ごすか、何を大切にするかをじっくりと考えてみるのは大事かと思います。
選ぶポイントは人によっていろいろあると思いますが、一番オススメしたいのは、可能ならやはり助産院での出産です。アットホームな雰囲気で、特に小さい子供がいる場合には、家族みんなで協力してお産に臨める雰囲気があります。
お産の雰囲気も大事ですが、お産に臨むまで10カ月超もの長い期間お腹に赤ちゃんを抱えて過ごす必要があります。その期間、いかに負担を減らして過ごすか、というのもとても大事な事。そういう意味ではやはり自宅からの立地も重要になります。すぐに通える距離であれば、いざ陣痛が来ても落ち着いて対処できるでしょう。
次に大事なのは入院時の設備ですね。入院施設のシャワー、トイレ、テレビ、Wifi、食事が主なチェックポイントだと思いますが、特に食事はピンキリあるようです。同じような支払いをするなら、おいしい食事がある方がもちろん良いですよね。Googleのクチコミなどを確認して食事の評価もチェックしておくと良いかと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
まんじゅう父さん
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