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カーナビを交換してみた!ATOTO A6 PF(A6G2A7PF(2G+32G))
我が家のセレナのカーナビが突然起動しなくなりました(日産のロゴが表示されてから先に進まない状態になり、リセットボタンを押しても変化なし)
調べたところ、ピンキリですがカーナビ自体で数万、交換の工賃だけでも2~3万するということで、一旦あきらめて、しばらく古スマホで音楽流してました。
が、Amazonでディスプレイオーディオなるものを発見し、取り付けてみたい気持ちがメラメラと燃え上がり、一念発起、交換にチャレンジしてみることにしました。
先に結果を言うと、少し苦労はしましたが、無事交換できました。時間に余裕があるなら素人でもできないことはないです。
まんじゅうboy
カーナビを交換すると、パーキング信号、リバース信号、スピーカーなどなど、車のいろんな信号線にアクセスできるようになるので、車いじりの幅が広がりそうで凄く楽しいです!
興味のあるかたは是非チャレンジしてみてください。
ポチップ
目次
カーナビ交換のハードル(これができれば交換できる!)
カーナビ交換を実際にやってみて苦労したところをまとめました。
逆に言えば、このハードルを越えられればカーナビ交換は自分でできるはずです。
インパネはがし
最初で最大の難関がインパネ剥がしだと思います。
素人は内張りやパネルを剥がす経験がないので、どのような力加減でやればいいのか、感覚が分からないんですよね。バキッと壊してしまいそうで怖い。
しかも、ウチのセレナの場合はシフトレバーも外す必要がありました。これも素人には怖いところですが、実際やってみるとカンタンで何も難しいことはありませんでした。(一度外すと2回目以降は全く抵抗なくなります)
パネルについても、外れるような仕組みにはなっているので、正しい方法でやれば外すことはできるわけです。で、その正しい方法は、車種や剥がす場所によって違いますが、内張剥がしやマイナスドライバーを隙間にねじ込んで少しづつこじ開けていくという方法です。
もう一つのポイントは「傷」です。傷を付けたくない場合には外すパネルの周囲を丁寧に養生する必要があります。また、内張剥がしやマイナスドライバーを引っ掛ける箇所にも傷はつきやすいので、そこを慎重に行う必要があります。(私の場合は養生せずにマイナスドライバーでガンガン作業しましたが、特段傷はつきませんでした)
バック信号(リバース信号)の確保
次のハードルが車側とカーナビ側の線の接続、特にバックカメラを使う場合のリバース線が一番苦労しました。
基本的には「変換ハーネス」を使えば配線はカンタンです。車側とカーナビ側の配線を取り次いでくれるイメージです。これでスピーカー、電源やFMアンテナなど様々接続できちゃうんですが、なぜかバック信号(リバース信号)だけないんですよ。(車種にも依ると思いますが)
そもそも何に使うかと言うと、バック時に自動でバックカメラを起動するためのものです。「ギアがバックに入った」ということを検知するための信号ですね。なので、バックカメラを使わない場合は気にする必要はないです。
で、結果的にはバック信号のありかを突き止め、そこから導線を自分で分岐させて引っ張ってきました。
私にとってはココが一番の難関でした。
ケーブルの取り回し
ノーマークだったのがケーブルの取り回しです。
配線のことばかり調べて、いざ取り付けるとケーブルの取り回しにも少し時間がかかりました。
具体的には、GPSケーブル、USB、マイクです。これらは電波の良い場所や、使いやすい表の位置までケーブルを取りまわす必要があります。針金などを使って地道にケーブルを通していけば取り回すことはできるので、まずは事前にどの位置に何を配置するかをシッカリ考えておくと、作業がスムーズです。
作業手順
ざっくり作業手順を整理します。時間に余裕があると作業はかなりラクで、かつ楽しめると思います!
①古いカーナビを外し、配線を確認する @車
新しいカーナビ購入前に、インパネを外し、カーナビを取り出しておくことが素人にはオススメです。インパネを外せるか試してみることと、カーナビを外してコネクタの種類や形状を確認しておけば、変換ハーネス購入の参考になります。
外したカーナビを家に持ち帰っておけば、カーナビ本体裏面を見て接続端子の形状もゆっくり確認できます。
②変換ハーネスなど購入 @家
変換ハーネスは車種に合うものを購入することになりますが、実際のコネクタの形状を確認しておけばより安全です。①で確認した形状と合うかよく確認して購入します。
また、新しいカーナビもこのタイミングで買うのが良いかと思います。取り外したカーナビのサイズと比較することもできるので。
③新しいカーナビの配線をする @家
新しいカーナビや変換ハーネスが手元に揃ったら、できる配線は事前にしておくのがオススメです。とくに集合住宅など、車で作業がしにくい場合にはできるだけ家で済ませておくとラクです。
ほとんどの配線はギボシ加工済ですが、一部未加工の線がある場合には、ギボシ端子・クワ型端子の取り付けを済ませておくとスムーズです。私の場合は、一部分岐が必要な配線があったので(バック信号の配線)、事前にY字型のギボシ加工したケーブルを作成しておきました。
また、GPSケーブルやUSBケーブルの配置場所もこの時点で決めておけると良いです。
車でゆっくり作業できる環境がある場合は、③もまとめて車でじっくり取り組むのもアリだと思います。
ポチップ
ポチップ
※ご自身の車種に合ったものをお選びください。
サウンドオフ(SOUND OFF)
ポチップ
④カーナビ配線・取り付け @車
メイン作業です。③で準備をしておけば、意外とスムーズに進めるはずです。
ただ、変換ハーネスにない配線が必要な場合は、そこが一番の作業ポイントになるかと思います。私の場合はバック信号だけ自分で取り出す必要があり、少し時間がかかりました。
古いカーナビを外す
ここからは実際の作業の様子の紹介です。まず、インパネを外し、古いカーナビを取り外します。
ウチの車の場合は最初にエアコンパネルを外します。ここはマイナスドライバを隙間に入れ込んで外しました。ツメの引っかかりなどなく、あっさり外れます。ハマってるだけという感じでした。
その背面に配線コネクタがありますが、これが中々外れませんでした。マイナスドライバを押し込みながらやっているうちに外れました。
次にシフトレバーを外します。まず、シフトロック解除のボタンを押しながらニュートラルに移動。その後、カバーを取り奥にあるネジをドライバーで外せば、スポッと抜けます。
そしてインパネをガバっと外します。これが大変だろうと想像してたんですが、意外とカンタンに外れました!マイナスドライバを使うことなく、ゴムの作業手袋で掴んで引っ張ると外れます。こちらもツメの引っかかりなく、あっさり外れます。
まんじゅうboy
拍子抜けするほどカンタンでした。ただハマっているだけで、引っ張れば外れます。
ただ、インパネには、ハザードランプと、ドアオープン・クローズの配線がつながっているので、そこだけ要注意でした。線を痛めないように注意しながらコネクタを外します。
ハザードランプのコネクタはカンタンに外せたんですが、ドアオープン・クローズは面倒なのでつないだままにして、インパネはダッシュボードに乗せちゃいました。
ここまでくると後はカンタンです。カーナビが金具で固定されているので、4か所ネジを外して金具ごと取り外します。
さらにカーナビ背面のコネクタをすべて抜き取れば、カーナビを車から切り離すことができます。
一つだけカーナビから直接抜くことができず、線の途中でコネクタを外す必要がありました。コネクタはスポンジで覆われていたため、それを破ってから外す必要がありました。
一旦、取り外しは完了、インパネを元に戻しました。変換ハーネスなどを揃えるまで、カーナビなしの状態でしばらく走ってました。
以下、取り外し工程のそのほかの写真です。ご参考までに。
ちなみに、今回の作業に備えて内張り剥がしも購入してみました。が、結果使いませんでした…。車種や作業箇所にもよると思いますが、マイナスドライバーで十分でした。作業箇所にも依りますが、あると便利かもしれません。
※配線を通すためのワイヤは固くて使いにくかったです。100均の針金の方がよっぼど良かった 笑。
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新カーナビ ATOTO A6 PF(A6G2A7PF(2G+32G))開封&準備
新カーナビはATOTOのA6 PF(A6G2A7PF(2G+32G))です。
ポチップ
ATOTO A6 PFにも2種類あります。私はノールックで操作しやすそうな物理ボタン付きのコレ↑を買いました。
ポチップ
物理ボタンがないタイプもあります↑
中身は上記写真の通りです。配線には一本ずつ用途を記したタグがあるのでかなり親切です。
DVDドライブ無しの為、古いカーナビより薄くて軽い印象です。
さらに変換ハーネスと、バックモニタの変換ハーネスも開封し、家でできる配線は事前に進めておきます。
茶色いコネクタの変換ハーネスは車から「車速信号」と「パーキング信号」を取り出すものですが、結果使用しませんでした。
配線といっても、接続する線を間違わないようにギボシ端子(脱着が簡単な端子)のオスをメスに差し込んで繋げていくだけです。
双方の線にタグが付いているので確認しながら進めれば、間違うことも少ないかと思います。
ただ、一つ悩んだのがバック信号(リバース信号)です。バック時に自動でリアカメラをオンにするために必要になるものです。
ほぼすべての配線が変換ハーネスでまとめられていて、ギボシを接続するだけなんですが、唯一バック信号だけ変換ハーネスに含まれていなかったんです。これが不思議で、どこかにあるのを見逃しているんでないかと結構悩みました。
新しいカーナビ側と、バックカメラの変換ハーネスにバック信号を入力するための線があるんですが、「実はそれ同士を接続するのか?」とか悩みました。そもそも、古いカーナビにもバック信号が入力されているはずなのに、それが見当たらない…。
という具合に、いろいろ調べ、悩んだんですが、結局古いカーナビに入ってたであろう「バック信号」はどれなのか、突き止めることはできませんでした。
なのでラクすることは諦めます。助手席グローブボックスの裏か、トランク付近のバックライトの部分からとるか、どちらかでチャレンジすることにしました。
ということで、家でできる作業だけもう少し進めていきます。
ほとんどがギボシ端子になっているのですが、バックカメラのアースとバック信号端子は未加工なので端子を自分で取り付けました。アースはクワ型端子、バック信号線はギボシ加工です。ギボシでなくても要は電気的につながっていればOKです。
ギボシ加工は圧着の工具(電工ペンチ)が必要になるので、より簡単なコネクタを使うのもありかと思います(専門家ではないので、あくまで参考程度ですが)
ポチップ
ポチップ
車に取り付けるブラケットを古いカーナビから新カーナビA6PFに移します。A6PFに付属のブラケットと車についていたブラケットを活用して、こんな感じ↓で接続することになります。
新カーナビA6PF - A6PF付属ブラケット - 車のブラケット - 車
新カーナビA6PFに付属のブラケットは2種類ありましたが、古いカーナビに合わせてみて、丁度ネジの位置が合いそうだった方(穴がたくさん開いている方)を使いました。
ここで一つ誤算だったのが、古いカーナビとブラケットを固定しているネジです。パッと見、6角レンチで外れると思ってたんですが、うまく噛んでくれません。微妙に違うネジだったようです。
これに合う工具がなかったので、ネジザウルスを使うことにしました。ネジザウルス、ホントに頼もしいです。ガッチリとネジ頭を掴んで、カンタンに外すことができました。頭さえ掴めるネジなら、ドライバなくてもいいんじゃないかと思うくらい。
ポチップ
車につけるブラケットのネジ穴に、ちゃんと合うようになってます。ネジも付属しているものを使えばプラスドライバで締めることができます。
これでバッチリ、車側にネジ留めすれば固定できる状態になりました。
ここで一つミスだったんですが、GPSケーブルやUSBケーブルは車で線の取り回しが必要になるので、この段階で新カーナビと接続しておく必要はありませんでした。(スキマに配線を通す際に、カーナビ接続側の方が頭が小さいので取り回しがしやすい)
なんとATOTO A6 PFは画面フィルムもついてるんです!フィルム貼り付けも済ませておくとラクですね。
以下、開封~事前準備のそのほかの写真です。ご参考までに。
新カーナビ取り付け
長い準備期間を経て、いよいろ新カーナビを取り付けていきます!
準備した変換ハーネスを車側のコネクタと接続し、新カーナビに固定した金具をネジで車に固定していきます。
配線がたくさんありますが、個別の接続は事前に済ませています。車側との接続はカプラーの接続のみなので、とても簡単です。
基本的にはこれだけの作業ですが、今回はバック信号の取り出しが必要です。
事前に調べはしたんですが、そもそもどれがバック信号かも定かではなかったので、車をバックギアにいれて、テスターで確認するという作業を行いました。
まずは、事前にネットで確認していた助手席グローブボックス後ろのケーブルにアクセスしてみました。
かなり奥まったところにあり、分岐させるなど加工する作業も一苦労です。丁度、接続カプラー(白のコネクタ)があったので、なんとかそれを外し、その端子からテスターを使ってバック信号が来てるか確認しました。シフトノブをバリバースに入れると、ちゃんとバック信号が来てることを確認できました!
当初は配線をカットして二股に加工し、ギボシを付けようと思っていました。が、思いのほか配線が奥まったところにあり、かつ線の露出が短くなっていました。カットして加工できるようなスペースがなく、ここで行き詰まり…。
カンタンに配線を横取りできる分岐コネクターがあるのは知っていたんですが、接触不良がありそうで敢えて買わなかったんです。が、ここにきて買っておけばよかったと後悔…。
ポチップ
他にも、バックライトの部分から分岐させるという方法もあるみたいなんですが、こんなにも目の前にあることがわかっていながら…、わざわざ諦めてまた探しなおす勇気がありませんでした。
と悩んでいたところで閃きました!丁度コネクタで接続されているので、このコネクタ内に線をねじ込んでしまえばいいんだと!(良い子はマネしないでください)
こんな感じにコネクタにねじ込めるよう細めの導線を用意。
コネクタのメス側に差し込んでしまいます。
となりの端子と接触しないようにテープで補強します。そして、そのままコネクタのオス側を差し込みます。安易な方法ですがコネクタさえシッカリと接続できれば問題ないはず!
接続した導線をテスタで確認すると、バック信号がシッカリ来ています。
あとはこの導線をギボシ端子にして準備していたギボシとつなぐだけ。
バックギアに入れて、無事バックカメラが写りました!
あとは、GPSケーブルを電波が通りやすい場所、USBケーブルを使いやすい場所に取り回していきます。
この作業は地道に針金を使って車内部を通していくだけです。意外と車内部のスキマは見えるので、感覚も頼りにしながら粘り強くやっていけば、何とか通すことができます(ここだけ精神論ですが 笑)
GPSケーブルは助手席側、グローブボックスのすぐ上の物を置けるスキマに設置。USBは運転席からアクセスしやすいようにハンドル裏に取り回しました。
あとはインパネを戻して完成です!
完成です!想像以上にキレイに収まり、自分でもビックリしています! 笑。
自分で取り付けたカーナビは本当に格別です!かかった時間を考えると、業者に頼む方がベターという考え方もあると思います。ただ、自分でやってみて、できた時の喜び!これが最高なんですね。
車に乗るたびに、自分でつけたナビを見てニヤニヤできる。これがDIYの醍醐味だと思ってます。
まんじゅうboy
しかも、今回の作業でインパネを外すことができたので、インパネ周りをイジるハードルがダイブ下がりました。さらに、車速信号やスピーカー、バック信号、など車の信号を取り出すこともできるようになったので、いろいろと出来そうなことも増えた気がします。
以下、取り付け工程のそのほかの写真です。ご参考までに。
ちなみに、音楽再生用に以下のUSBメモリを購入しました。
これに音楽を入れてカーナビUSBに接続すれば、音楽を快適に聞くことができます♪
SP Silicon Power
ポチップ
SP Silicon Power
ポチップ
ダイブ長文になってしまいました…
最後までお読み頂き有難うございました。
質問などあればコメント頂ければと思います!
まんじゅう父さん
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